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脱走癖の克服・1

やっぱり、ベランダから勝手に裸足で出歩くのは、かわいそうだけどやめさせた方が良いと思って、まず始めに私のとった対処法は、ベランダから勝手に出ようとした時にきつく叱り、出てしまった時は、お尻をたたいて叱って連れ戻す。つまり『罰を与える』ということでした。そうしたら、あまり出なくはなったが、たまにこっそり出ようとするようになったので、その時もすかさず叱ると、あわてて出るのをやめたりといった具合で、まさにいたちごっこといった感じでした・・・

それと、保育所から帰ってきた時も、私から逃げるようにして、お友達のお庭に走っていくし、雨が降っていても、夕方遅くに帰ってきた時でも、いつ何時でも行ってしまうし、一日に2回出かけた時も、2回とも行かなきゃ気が済まないし、そのお庭に行くことが、すっかりこだわりになってしまっていました。

よそのお庭に、お家の人がいない時に勝手に入ることは、いくらいいと言われていても、樹にとっては良くないんじゃないか?でも、樹の行きたい所だし、いいと言われているんだからやっぱり行ってもいいのか?どうすればいいのか?ずいぶん悩みました。

いずれにしても、雨の日や、遅く帰ってきた日は、行けないということも、理解させる必要がある。でも樹には、晴れの日は行ってもいいのに、雨の日はダメということの理解が難しい・・・ましてや、同じ晴れてるのに、昼間なら行ってもいいのに、夕方だからダメなどということを理解するのはなおさら難しい・・・

どうすれば樹に解ってもらえるのか?これもずいぶん悩みました。そこで、“いけません・×カード”というものを作りました。それと、PECS(絵カードコミュニケーションシステム)を取り入れて、『きんじょ』の写真カードを作り、夕方遅くに帰ってきた時に見せました。結果は失敗・・・逃げられてしまいました。ショック・・・力ずくでも行かせなければよかった・・・かなり落ち込みました。

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コメント

そらパパさん、こんにちは!
お忙しい中、続きのブログを読んで下さってありがとうございました。
『最終的に強化される形になるように工夫する~やっていいことメニューを見せる方がいいかも・・・』というアドバイス、大変参考になりました。
ただ、樹にとって、外に行くこと以上の『強化子』がなかなか無いのが問題です・・・
でも、最近テレビ番組で、歌って踊るのをよく真似するようになったので、そらパパさんのブログで紹介されていた『手遊び歌のDVD』も買ってあるので、(恥ずかしながら、今までDVDプレーヤーも無かったもので・・・でも、やっと手に入れて、後はつなぐだけとなっております。全く腰が重くて話になりませんねっ)それを試してみようかな?などと考えている所です!
それと、やっと鏡も購入しましたし、少しずつではありますが、着々と『脱走するよりも、家などのいるべき場所にいるほうがメリットのある環境』作りができつつある状態です。
『上手く行かなくて当たり前、くらいの気持ちで気長にやっていくしかない』という言葉、大変励みになりました!より良い『自閉症児育児』を目指して、めげることなく、いろいろ模索して行きたいと思います!ありがとうございました!

投稿: いっくんママ | 2006年9月18日 (月) 10時10分

いえいえ、もし私が3まで読んでいたら、こんなコメントは書かなかったでしょう。
代替行動も提示されていますし、近所に行く行動自体も、行っていいときに「OK」カードを出すことで、それらについてはちゃんと「強化されること」で終わっています。

あとは、「ダメ」をどう伝えて、かつ最終的に「強化される」形になるように工夫するところですよね。
もしかすると、「ダメ」を伝えるよりも、「やっていいことメニュー」のようなものを見せるほうがいいかもしれません。

「ダメ」とか「まって」とか「もうおしまい」は、親としては真っ先に教えたいメッセージですが、PECSの本「自閉症児と絵カードでコミュニケーション」でも、これらは自閉症児に教えることが最も困難なメッセージワースト3として扱われています。
ですから、うまくいかなくて当たり前、くらいの気持ちで気長にやるしかないですね。うちもまださっぱりうまくいっていませんから(^^;)

投稿: そらパパ | 2006年9月17日 (日) 18時17分

そらパパさん、こんばんは。
そらパパさんからコメントを頂けるなんて嬉しいです!ありがとうございます!
実は、恥ずかしながら、PECSなどという言葉を使っていながら、まだ私自身勉強不足でよく理解していないままに、適当に使っていました・・・
やっと、『行動分析学入門』を読み終えることができ、次に、『みんなの自立支援を目指す、やさしい応用行動分析学』を読み始めたところです。本を読むのが遅いため、読んでから実行していたのではいつまでも実践できないので、自分なりに考えて、いろいろやっていたところです。
実は、このコメントを頂く前に、もうすでに続きの記事が2つもできており、投稿するだけとなっていました。このコメントで頂いたアドバイスから考えると、勘違いも甚だしいといった内容になってますが、あえて投稿したいと思います。恥ずかしいですが、読んでみて下さい。勉強不足の私なりの理論で、結構いい感じの結末で終わっているかのような記事が出来上がっています。
が、しかし、また今日も失敗して、かなり落ち込んでしまっていた矢先のそらパパさんからのコメントでした!本当にいいタイミングで嬉しかったです!
『PECSでは、絵カードを使うことが、最終的に強化子が与えられて強化されるという形で終わることで1セットになる』という正しい定義もよく知らずに、適当に使っていたことを恥ずかしく思うと同時に、上手く行くはずがないやり方をしていたんだなぁと思いました。
本当にいいアドバイスをして下さってありがとうございました!

投稿: いっくんママ | 2006年9月17日 (日) 01時21分

こんにちは。そらパパです。

私のブログをご紹介いただいているようで、ありがとうございます。
ずいぶん持ち上げていただいているので、恐縮してしまいますが(^^)

ところで、今回の記事に関連してですが、お役に立てるかどうか分かりませんが、一点気づいたことを書かせてください。

PECSは、「ことばを絵カードに翻訳するもの」ではなくて「ABAを絵カードで表現したもの」です。なので、PECSでは「絵カードを使う」ことが、最終的に「強化子が与えられて強化される」という形で終わることで「1セット」になります。

例えば「まってカード」は、待つという子どもにとってはイヤなことを教えるカードですが、最後には「待っていたモノ」が手に入りますね。つまり、強化子が与えられるわけです。

ですので、「ダメカード」というのは、そのままでは子どもに強化子を与えることができないので、「最後が強化子」になるように何か工夫をしないと、PECSとしての「1セット」にならないのです。
(「ダメカード」を見せるだけだと、残念ながら言葉で「ダメ」と言うのと同じ結果になる可能性が高いと思います)

よくやるやり方としては、「ダメカード」と「OKカード」の両方を作って、「外出はダメだけど家でビデオを見るのはOK」のように、「代替メニュー」を提示することなどですね。
この場合、「外出はダメ」というメッセージを理解させつつ、ビデオが見られるという代わりの強化子を与えるようにして、PECSの「1セット」を組み立てるわけです。

もちろん、言うのは易しく実際に実行するのは本当に難しいのは、私も毎日痛感しています。
それでも、うまくいく可能性の高いやり方を模索していくことが、苦労を少しでも減らしていくことになればいいな、と思います。

・・・事情もわからないのに、差し出がましいことを書いてしまいました。すみません。

投稿: そらパパ | 2006年9月16日 (土) 23時29分

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