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PECSトレーニングの効果

“どっち?カード”で、行きたい方の公園を選んで遊びに行くことも、すっかり定着して、ちゃんと行きたい方の公園のカードを指差しするようになった。はじめは、最近行って気に入った公園のカードばかり渡していたが、たまに飽きたのか違う公園のカードを渡したりもするようになった。“どっち?カード”のおかげで、自分で選ぶ楽しさや、自分から自発的に要求することの楽しさは、以前から比べて広がったんじゃないかな?と思います。

自転車も、無精なウチのパパが、タイヤチューブの巻き付けをしてくれないので、結局そのまま乗っているが、結構力強くこげるようになり、平地ならほとんど自力でこげるようになってきた!(上り坂は相変わらず自力ではムリですが・・・)

途中、犬を見つけて、「よしよし~、よしよし~」と言ってなでたり、今までのお散歩で得た経験が、いろいろな場面で応用されている。という感じがして、今まで、どんなに疲れてるときも、微熱があるときも、頑張って付き合ってきた甲斐があったなぁ・・・と、しみじみ嬉しくなるのでした!(実際、9月末からずっと風邪ひいているって感じで、調子の悪い日が多かった・・・)

それでも、毎日が上手くいくって訳じゃなくて、前日に近所のおばさんの家で、おいしいおやつをご馳走になったりしたら、公園のカードは渡すものの、そのおばさんの家に行きたがって聞かなかったりして困ることもしばしば・・・でも、『おばさんのいえ』というカードは無いので、樹にしてみたら、どちらかの公園のカードを選んで行くしかなかったのだろう・・・それもかわいそうな話かもしれないが、おばさんの家は、偶然のシチュエーションでしか行きたくないのだ!だって毎日行っていたら、運動もせず食べるばかりで、太る道まっしぐらだからだ!子どもは親が守ってあげなければならない。それは、虫歯にしても、肥満にしても、全て親の責任なのだ!(全ては言い過ぎました。遺伝ということもあるでしょう・・・)自慢じゃないが、(完全に自慢ですが)家のお姉ちゃん(小学5年生)でもまだ虫歯で歯医者に行ったことはない。小学4年生まで、どんな状況の時でも仕上げ磨きを怠った日は一日たりともない。それからは自分に任せているので、「もし虫歯ができたら自分の責任だからね。」と念を押してある。もちろん、食生活や生活習慣にも気を配っているし、その徹底振りは現代の一般家庭の考え方からすれば、「ちょっとやりすぎじゃないの~?」というくらいだが、私は子どもを本当に守ってあげたかったら、それくらいがちょうどいいと思っている。

話がそれてしまったが、樹の本当に行きたい所を解っていながら、それをそらす(ごまかす)というのも、どうなんだろう?って、悩んでしまう時もあります。偶然おばさんに会ってしまった時は、それはそれでいい経験にもなるかな?と割り切ってはいますが、さすがに毎日の話しともなると、私としては困ってしまいます。

PECSで言えば、写真カードを使って『代替メニュー』を提示することが、最終的に『強化子が与えられて強化される』という形で終わることで『1セット』になるということだったが、樹にとって“食べること”以上の強化子がない!というのが私にとっての悩みです・・・前向きに考えようとは思うものの、なかなかそうも行かない時もあります。

でも、それだけ選んだり、行きたいと思ったり、色々なことを考えられるようになったということは、それだけ今までたくさんの経験を積んできたということの証拠でもあり、それだけ成長したとも言えるのではないでしょうか?そういう風に考えたら、喜ばしいことであって、よく考えたら、そもそも子どもは親の言いなりになんてなるはずがないのだから、そういう風に反抗したり、嫌だという意思表示をしてきたりするのが当たり前で、それをどうやって上手くいい方向に導いてあげられるか?が、親や先生の力であり、その手段の一つが『応用行動分析学(ABA)』の考え方なのです。そして、その『ABA』を絵カードで表現したものが、『PECS』ということになります。(Picture exchange communication systemの略で、自閉症児のための絵カードを使ったコミュニケーションの仕組みを体系化したものです。)

他にも色々な療育法がありますが、今の樹には、この『PECS』が一番易しくて解りやすい療育法だと思っています。だから、自閉症児の療育法は絶対にこれがいいという考え方ではなく、たくさんの療育法の中から、今の自分の子どもの状態にあっているものを選んでいくのがいいのだと思います。大切なのは、ちゃんと今のその子の状態を見極めてあげることだと思います。

話が長くなってしまいましたが、子どもは日々絶えず成長しているから、親の方もその成長に置いて行かれないように、色々な勉強をして行かなければならないと思います。

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コメント

ちゃぴにいさん、コメントありがとう!

確かに、近所のおばさんには、
孫のようにかわいがってもらい、
有難く思ってます!
特に樹は、普通に歩いているだけでも、
すごい目で見られるのに、
樹がどんなことをしても、
絶対に嫌な顔一つしないし、
こんな樹をここまで可愛いと言ってくれる人なんて、そうそういないと思います。

姑状態なので、時には困ってしまう時もありますが、どうしても嫌なことは、嫌と言えるときもあるし、上手く付き合っていくしかないのかなぁ~なんて思ってます!
何事にも、良い面と悪い面があるのだから、
最終的に、プラスに考えられるように努力
していくしかないのではないでしょうか?

いっくんは、ワンコを見ると、
絶対素通りできないらしい・・・
だいたいワンコの方が困ってるケースが多いですが・・・

投稿: いっくんママ | 2006年11月 3日 (金) 16時14分

毎日のトレーニングの成果が、ほんとに凄くよく分かる内容だね~!
いっくんママも体調崩しがちみたいだし、それだけは、くれぐれもご自愛下さいねっ

ご近所のおばさんの件は
あらら?って日もあるかもしれないけど
そういう、おばさんが近くに居るって
凄く良い事なのかもーっ?とも思う。

せちがない世の中で
昔のように、ご近所さんのお宅へ
ちょっと寄り道なんてのも
今はなかなか無くなってきているものねー。

ただ、トレーニングの中断になってしまうのが、ちょっと・・・ですけど(~_~;)

>親の方もその成長に置いて行かれないように、色々な勉強をして行かなければならないと思います。

これは、勘違いしている人が多いものね。
「子供は親が育てるもの」と決め付けてる人もいますよね?そんな人に限って子育ての失敗している気がしてます(-_-;)
第三者的に冷静に見てしまうからですけど(笑)

いっくん、ワンコ見つけて「よーしよし」するんだ~!可愛いっ♡

いっくんママの記事は
いつも、シチュエーションを頭で想像出来て
とても分かりやすく、勝手に
頭でいっくんを描けたりします。
今度は描くのではなく、会いに行きたいなぁっ!

投稿: ちゃぴにい | 2006年11月 1日 (水) 20時45分

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