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手をつないでお買い物

土曜日は、久々にパパも一緒に旭川に買い物に行きました。

まず、イオンに行ったのですが、今日は人手もあるので、最初からカートには乗せず、歩かせてみることにしました。まず店に入ってすぐの金券ショップに、ママを引っ張って行くので、何かなぁ?と思ったら、そう言えばこの前来た時、パパが連れている時に、そこに“おじゃる丸”の何かが売っていたらしくて、(もう無くなっていたけど)そこから離れなかったということを思い出して、たぶんそれを探しているんだと思いました。やっぱり記憶力だけは、普通の子並みにあると思いました。(自閉症の特長で、特に大好きなことや、イヤな経験等は絶対に忘れられないらしい。)

そして、ママと手をつないで歩いたのですが、この前療育の帰りに買い物に行った時は、手をつないだだけで大わめきで、すぐ床に寝転んでしまって3歩もまともに歩けなかったのに、今日は最初から手をつないで歩いても、嫌がるどころか喜んで、まるでお散歩を楽しむかのように歩くことができました!

これでやっとこの前わめいた理由が解りました!今日行ったお店は、年に数回しか行かないし、広いので歩いているだけでお散歩気分で楽しいから、手をつないで歩けたんだと思います。(それと、特に専門店街はずーっとまっすぐな道になっていて、ごちゃごちゃしていないので、歩きやすいし、お散歩気分になるんだと思う。)それに対してこの前は、しょっちゅう行く店なので、どこに何があるか?が分かり切っていて、自分の行きたい場所(お気に入りのコーナー)がハッキリと決まっているので、そこに自分ひとりで勝手に行きたかったんだということが解りました!もしくは、手をつながれることによって、そこに行かせてもらえないと思って、抵抗したんだと思います。ちゃんとわめく理由があったんだなぁ・・・と反省しました。もし、「僕はお気に入りの売り場に、一人で行きたいんだ!だから手を離してよ!」と言葉で言えたら、わめく必要もないわけで、それを言葉で言えないからわめくのであって、それでも手を離してもらえないから寝転んでまで抵抗するという、考えてみれば、言葉で伝えられない樹にとっては、当たり前の行動だったわけです。それでも手を離してあげることができなかった・・・つまり、樹がわめいて私が困っている場合じゃなく、私が樹をわめくほどに困らせていたんだね・・・一番理解してあげなければいけない存在の私が、理解してあげることができなかったんだね・・・本当にゴメンネ・・・

もちろん、前回の旭山動物園の失敗を繰り返すことのないように、今日は全員ちゃんと腕時計をして、必ずはぐれないように、どこに行くのか?どこで待っているのかをきちんと確認しながら行動しました。でも「○○の店にいるから、後から来てね。」と言ってその店に行っても、樹はその店でじっと待っているということが難しく、そのまま歩いて行ってしまっても困るし・・・と思っていたら、ところどころ店の前にベンチがあったので、一緒に座ってみたけど、あまり座りたくなさそうだったので、バッグからお茶を出したら座って飲むかな?と思って出していたら、バッグの中に入れていた、いざという時のためのとっておきの本(おでんくん)を見つけて、それを座って読み始めた!さらに、様子を見ながらそのまま一人で座らせて、ほんの少し店に入って自分の見たいものも見てきた!レストランなどで、待つことができないときのために用意しておいた本が役立って良かった!おかげで今日ははぐれることもなく買い物ができたし、大好きなエスカレーターにも何回も乗れたし、とってもご機嫌でした!

あとは大型家電店に行きましたが、こちらではちょっとわめいて寝転ぶというシーンもありましたが、今日はちゃんと、すぐに起こして「ママ、いこう」と言わせて、ちゃんと言えたら、手をつないで行きたい方に行かせてあげたり、まず樹の行きたい所にしばらく付き合ってから、「パパのところに行こう」と言って行かせたら、ちゃんと来てくれたりして、適切な対処ができました!やっぱりこの前は、樹にとっては知り尽くしている店だということと、私自身の気分が影響していたんだなぁ・・・と、改めて反省しました。それにしても、よく考えたら、こんなに大きな子が店で寝転んでいたら、誰がどう考えてもおかしいよね・・・(笑)外見は5歳だけど、中身は、発達にバラつきがあるものの1歳前後なので、同じ行動を1歳くらいの子がしていても、周囲の人はなんとも思わないどころか、微笑んでくれたりもするのだろうけど、外見が5歳の子がしていたら、当然『何て聞き分けのない子どもだ!』とか、『あの親はわがままな子に育てて!』などと思ってしまうだろう。背中に“自閉症という障害を持っています”ワッペンを付けてはいるけど、寝転んだ時は見えないし・・・まあ、別に人に何と思われようが、気にしないのが一番ですね!

それともうひとつ、背中に付けているワッペンを見た人の視線ですが、わめいている樹を見る視線と同じ視線のような気がしてならないんです。(それは、人の気持ちですから、そうとは言い切れませんが・・・)つまり、上手く言えないけど、『偏見に満ちた視線』と言う感じがするのです。でも、そのワッペンを見て、すぐに理解してくれる人もいるし、やっぱり解ってもらえない人には解ってもらえないし、解ってくれる人は解ってくれるということなんだな・・・と思うと同時に、自分の身近な人からでも、知ってもらったり、解ってもらったりする努力をして行かなければならないなぁ・・・と、改めて思いました。

今日は、偶然にも樹の気持ちに気付くことができたし、はぐれることなく買い物できたので、本当に良かったです!

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自閉症児育児」カテゴリの記事

コメント

まちゃさん♪

やっぱり、自分がその立場に立ってみないと、解らないものですよね~
でもきっと、私も自分の子どもに障害がなかったら、同じことしてたかもしれません・・・
樹には、たくさんの大切なことを教えてもらいました。
でも、身近にそういう人がいて、教えてもらうだけでも、考え方が全然違ってくると思うのです。
だからこそ、その活動を地道にして行きたいと思っています。


ちゃぴにい♪

イオンに買い物に行くという、ふとしたことで、
この前わめいた理由が解って、本当に良かった!

100満ボルトで、ちと高い買い物をさせられてしまいましたが・・・(パパに)

でもこの日は、関係ないけど、
安藤美姫の金メダルと、浅田真央の銀メダルも取れて、なんか本当に気分のいい日でした!

まあ、その『視線』の話も、人の気持ちまでは知ることができないから、言い切れませんが、
そもそも日本の社会自体が、障害者を一般社会から遠ざけてきた結果が、今の障害者に対する偏見や差別を生み出してしまったんじゃないでしょうか?

そんな社会を変えていくのは難しいことでしょうが、その中で育ってきた人たちの、知らず知らずのうちに根付いてしまった意識を変えていくことは、もっと難しいことなんじゃないか?と思っています。

これも、小さなことからコツコツと、微力でも地道に活動していくしかないですね。
それでも、何にもしないよりはマシだもんね!
これからも、頑張ろう!!

投稿: いっくんママ | 2007年3月26日 (月) 13時14分

いつもと違う雰囲気のお買い物やったんやね♪

前のお買い物の時は、少し落ち込んでたみたいで・・・
でも。元気になってて安心しましたぁ♪

いっくんママだって
いくら気をつけてても人間だもんっ。
感情で時には選択が違ったり、気づけなかったり
すんなり、いかん事もあるやろぉ~~
その時に、あんまり自分を責めんといてね。

ワッペンの話しは前も聞いたけど
その視線の話し聞くと、なんか目頭熱くなって
なんだか、怒りすらこみ上げてくるね。

でも、仕方無いんかね・・・
関係無い人には分からん事やしね。
そんな冷たい沢山の視線は視野に入れず
温かい視線だけ
目に入るようにガンバレ~ッ(ノ・(ェ)・)ノ

投稿: ちゃぴにい | 2007年3月26日 (月) 01時47分

人の視線って怖いですよね。

普通に生活していたら気づかないものですが、
私が家ですっころんで、足の甲にヒビがいって
2ヶ月も松葉杖ですごしたことがありました。

杖に慣れなくて脇が痛いし、横断歩道をさっさと渡れないのに、
みなの視線が怖いのです。

またいつも一緒に演奏している人達も、演奏旅行のときにその状態の私を見て
かなりつめたい印象だったのを覚えています。
当時は、楽器もあるし杖もあるし荷物もあって、雨が降ってて傘もささないといけなかったけど、みんな自分の荷物を持ってさっさといなくなってしまって。。。

自分がそんな経験をしているから、できるだけ見ないように、必要な時には手を貸してあげるようにしています。

投稿: まちゃ | 2007年3月25日 (日) 23時35分

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